昨日、一昨日とこちらのブログで書いたお膝を痛めていらした患者さまの問診の際に
その方がもう1つだけ衝撃の事実を伝えて下さったので
巷に溢れかえる誤解を解くいい機会なので
その件に関して書いていきますね💡⤴️
その患者さまがおっしゃられてた内容はこちら💁♂️
👩🦰整形外科にいって診てもらったら
膝周りの筋肉をつけないといけないですね
って言われて。私登山もしてるし筋肉がないなんてことはないと思うんだけど、これ以上つけなきゃいけないんですか?💦
答え
いいえ( ̄Д ̄)ノ
つけなくていいです。
その患者さまの感覚は正しいです。
つまり、必要な筋肉量は十分あるということです。
よくある
「筋肉つけないといけないですね」神話の根拠は何なのか?といいますと
これは仮説ですがおそらくは
①関節を痛めたということは筋肉が少ないから
②筋肉のバランスが悪いから痛めたからバランスを正すために筋肉つけましょう
③筋肉で関節の補強をしましょう
このあたりが根拠となっているのだと思います🤔
確かに筋肉で補強しなくてはいけないケースもあります。
それはどんなケースかというと
A.関節を繋ぎ止めている組織。つまり靭帯を痛めたり切ってしまったケース
B.怪我のブランクや固定、麻痺によって筋肉そのものが減ってしまった場合
今のとこパッと考えられるのはこのへん☝️
つまり治療において筋肉強化を必要とするのは
関節自体が弱くなった場合です。
関節というのは骨と骨の繋ぎ目ですよね💡
そしてこの2つの骨を繋ぎ止めるのが靭帯。
↑
これ重要
今回の患者さまは
骨に異常ナシ(レントゲンで立証済み)
靭帯に圧痛ナシ(つまり炎上や損傷はない)
つまり関節が弱くなってるわけではないのは
一発でわかるんですね☝️
あれ?
あれれ?
あれれれ?
どこに筋肉つける理由あります?((((;゚Д゚)))))))
この患者さまのお膝が痛くなった理由は
靭帯損傷ではないと思います。
他に考えられる原因があります(過去のブログ参照)
しかもですね
膝に負担がかかり過ぎて痛めたわけで
膝そのものや、上半身にも歪みがあるんですね
その状態で筋肉つけるようなトレーニングしたら?
歪んだ身体で歪んだ身体の使い方をしたら?
さらにぶっ壊れますよね?😅
仮に筋肉つけるといってもちゃんと
前提条件が整ってないと怪我するだけです。
僕は個人的には
立つ
座る
歩く
軽く走れる
これができれば筋肉量としてはとりあえず充分だと思います。筋肉のバランスが悪くて負傷しやすいケースもありますが
それは間違ったバランスや
間違った身体の使い方をしたからそうなってるわけです
だから正しい状態を作ってからでないと
本末転倒です🤷♂️
痛みに対して筋肉をつければなんとかなるのは
神話です。
((((;゚Д゚)))))))
辛口ブログはここまで。笑笑
いい機会なので原理原則的に間違ったことは
違うといっていかないと
いつまで経っても間違ったことが伝わって
その間違いに悩まされる患者さまが増えてまう💦
1番苦しいのは患者さまです。
だから
炎上しませんよーに
(´;Д;`)
ではまた!
筆頭治療認定師