当院の理論

血液やリンパの流れが悪くなることで様々な症状が引き起こされると考えておられるでしょう。しかし、それらは神経の働きがコントロールしており、神経の働きが阻害されると血液やリンパ、ホルモン(体液)の流れも悪くなると私たちは考えております。

たとえば、深い切り傷を負ったとします。病院へ行って縫ってもらうことになりますが、しばらくすると皮膚が再生され、完全につながった時点で抜糸となります。しかしここで、「医師が治したわけではない」ということがわかるでしょうか。

医師はあくまでも傷がふさがるように助けただけで 、実際に皮膚を再生して傷を修復したのは体が本来持っている「治す力」ではないでしょうか。このような「治す力」は私たちに生まれながらにして自然に備わっていることから「自然治癒力」と呼ばれています。

この「自然治癒力」に大きく関わってくるのが、脊髄神経になります。その脊髄神経の働きを低下させる最大の要因は神経の阻害だと考えております。神経の阻害がどのような状態であるのかを理解するためには、正座をした状態を思い出してください。

現代人はちょっと座っただけでも足が痛くなるものです。これは、正座によって脚へ向かう神経が圧迫されたことで痺れが起こり、やがて痛みになります。実は肩こりや腰痛に代表される体の痛みのほとんどは、この「正座の痛み」と同じ仕組みで起こっています。つまり、神経の阻害とそれにともなった血液循環の悪化が大きな要因と考えます。そのため、神経の阻害を取り除きさえすれば症状も解消されることになります。

正座の足の痛みを和らげるために、薬や痛み止めの注射を打ちますか?

物理療法やマッサージ等の刺激を加えると、それらの刺激によって少し楽になった気がしますが、真の原因はそのままですから状態は日に日に悪化していきます。正座のたとえでいえば、正座をしたまま足をさすったり叩いたりしている状態です。脳反射刺激療法で最初に行うのは、神経の働きが阻害されている部位へアプローチし、改善する事です。

神経の働きが正常に戻る事で、自律神経と末梢神経がきちんと機能するようになり、脳との連携も改善して自然治癒力が発揮されるのです。要は、体の神経の阻害を取り除く事によって様々な症状が自然と改善する治療法です